ハッピー ハロウィーン ♪

今日はハロウィーン(^_^)。

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子供達がオバケの仮装で「 お菓子をくれないとイタズラするぞっ。(trick or treat )」と言って家々を回るのが有名ですね。
仮装も、いたずらも、お菓子も、大好きな私はうらやましいー。

ところで、このハロウィーン、もとは古代ケルトが起源だそう。
ケルトでは10月31日が一年の終わり、つまり日本でいう大晦日にあたり、ハロウィーンは、これからの一年の始まりと、冬、そして、この日、家に帰る死者の霊を迎える為の行事の意味があるそうです。


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「 お菓子をくれないとイタズラするぞっ。」


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お菓子をあげれば、もう、イタズラは止めるとでもっっっ?(;?;)

えっ(;_;)?えっ?




ブエノスアイレス(映画・感想)

 「ウォンの手が早く直らないように願った。幸せだったから」
身勝手でわがまま、高熱を出した人間に食事を作らせるような男、ウォン(レスリー・チャン)の世話をすることが、失いたくない幸せ。
そんな恋をしている主人公の男性ファイ(トニー・レオン)が彼、ウォンを失う。

ファイが感じることができるのは、まだ消えない彼への想いと、彼との思い出だけ。
それは2度と手には入らず、思いだす度に心を痛め付ける。
何故、失ってしまったんだろう、何故ここにいるはずの彼がいない?
世界を奪われ、どこにも自分の居場所を見つけられない孤独。

この映画の無言で海を眺めるファイのシーンは、こんな失恋の喪失感を観る者の心に見事に伝える。
ピアソラの曲が流れる数ショット。私はファイの痛みに共振し涙が出そうにもなる。

この映画の撮影中、失恋して泥酔したスタッフが、監督のオフィスを訪ねて来たという。
その時、監督は「I have been you」の曲を4時間に渡り何度も掛け直し流し続けたが、そのうちの2時間、そのスタッフはトイレに閉じこもっていたそうだ。
その2時間、彼がすすり泣いていたのか、寝ていたのか、監督は未だに知らないとか。
そんな痛みに触れない距離を知っている人のやさしさが、この映画は流れている。

この映画は男と男の恋愛映画ではなく、普遍的な愛と喪失の物語。
男と女、男と男、女と女、誰かとあなたの、それに私の物語なのだろう。
愛する者を失った全ての人に宛てられたオマージュ。

また、映画の後半に出てくるチャン・チェン(彼の役は素晴らしい)が、その明るさで主人公ファイの居場所のない孤独に道筋をつけるポジティブなラストもとても素敵だ。


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ガタカ(映画・感想)

人は何かに成ることに憧れていて、何かに成ることを回りからも要求される。
自分の望むものになる自由、その希望に向かって努力できること、これは本当にすてきだ。
しかし実際は自分がこれに成りたいと思ってみたところで、環境や条件、才能、また社会的差別などに阻まれることの方が多い。
この映画ガタカでは、何かに成りたいと本人が願う自由、努力できる希望を、社会が(DNA差別)が機能的に剥奪していく。

舞台は近未来、住民は完全にDNA管理をされている社会。
そこでは優秀な遺伝子の組み合わせによる受胎が一般的となり、子供は生まれ落ちた瞬間に遺伝子を調べられ、劣性とされる遺伝子を持った子供は不適正者と登録されていく。

この映画の主人公ビンセントは劣性遺伝子を持った不適性者だ。

ビンセントの父親は、宇宙飛行士になりたいと努力をする彼に言う。
「そんなことをいくらやっても可能性はない、お前は不適正者なのだから」と。
DNAに欠陥がある不適正者だから。
生まれた時に計られ、登録されたDNAが優秀でないからだめだ。
いくら努力をしたところで、不適生者に務まる訳はない。
DNAに欠陥のある人間は、社会の下層階級者になるのだ。

これが彼に与えられた社会の環境であり、壊しようもないような壁だ。
彼が彼自身であることに、社会は否定的なのだ。

しかしこの壁の存在を当然のものと納得し、それに従うことは、変えようのない自分自身であることを(DNAが違えば別人だ)劣性だと見ることだ。
また、それは自らがその差別社会の構造再生産に加担していくことにもなる。

彼は社会に、その壁に反抗していく。
「僕に何ができるか決めつけるな、やってもいないうちにできないと言うな。」
DNAを根拠とした社会の彼への決めつけ。
その差別は間違っている、と。

彼は事故で障害者となった他人、(DNA優秀者)と取引し、彼に成りすますことで、エリート中のエリートである宇宙飛行士の職を得、働き始める。
そしてそのエリート達の中も抜きんでた実力を示し、出世をしていく。
厳しいDNA管理の中、DNAを偽るという髪の毛一本落とせない、異常に神経を使う作業をしながら。
彼が回りを欺くため、寒々しい海辺で身体を洗うシーンは痛々しく切ない。

最後のシーン、宇宙に出る直前にビンセントは言う。
「忘れないでくれ、ぼくは任務(社会ができないと決めつけたことを)を完ぺきにやりとげた」
そう、ビンセントは自分が自分であることを請け負いながら、社会の差別の裏付けをひっくり返した。
彼が彼自身であることを、彼は社会(DNA差別)になどに否定させはしなかったのだ。

そして、自分を受け入れない地球を嫌っていた彼が宇宙に出た瞬間、地球の自分の居場所を感じるラストは哀しくて、嬉しかった。

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