2010/09/26
ピザと火祭り 2
ピザを食べて7時ちょっとすぎ。私の住む、地元の大我井神社(冨士浅間神社)の火祭りに。
ここに越してきてから、ずいぶんたつのですが、地元の神社のお祭りにいくのは初めてです。
といった訳で、どういったお祭りなのか、さっぱり分からず。
一緒にいる友人には「田舎の、小さな神社のお祭りだから、ローカルでしょぼいかも?」と。あらかじめ、釘をさしてしまいました。

ご祭神は木花開耶姫
美しい、女性の神様ですが、不貞の疑いを晴らす為に、自ら産屋に火を放ち、その中で子供を産んだという、すさまじく気の強い神さんです。(なんか親近感は湧きます…(ー_ーゞ )
思ったより、人出はあり。
境内に入ると、いきなり、特設舞台でハワイアン?を演奏して、踊っていました。

地元のおじさんが演奏し、踊っている方も結構年配の方です。
でも、なんで、神社のお祭りでハワイアン?
でも、いいな?(^ ^)
こういうアバウトな感覚、大好きです。
思い切り和みました。

火祭りというのですから、やはり、火を焚くのですね。
二組の木組みがされて、その前に観客席(椅子があり)そして、消防士の方が待機をしていました。
もう、椅子席は満席になっていたので、その脇で立ちながら火が焚かれるのを待つことに…。
七時半から、待っていたので、いくらなんでも、八時には、火は点くのだろーなー。
と気楽に構えて待っていたのですが…。
………超、甘かった(^_^;;
神社の建物内で祝詞?をあげたり、火を起こしたりするのに、一時間…。
そしてやっと、巫女さんやら神主さんが、建物を出てきたと思ったら。

外でも、まだ、色々と、御祈祷します…。
ああ?ぁ。←さすがに待ちくたびれ、退屈。

退屈せずにマイペースで遊ぶ子供。
えらいっ。

そして祈願の言葉を述べた後、個人名をよみ上げていく神主様。
いや、もう、これも、長い、長い…と何人読み上げるのかな?。
思って聞いていたら。なんと私の名前も読み上げられていました。
実はこの前に、私は、神社のお守り(祈祷札)のようなもの(^_^;; を500円で買っていたのですよね。
その時に、名前を書いてね。と言われて書いたのです。。。
500円で、祈祷して、こんなとこで名前を読みあげてくれるなんて。。。。。
ものすごい大サービスな神社な気がする。
やっぱり田舎っていいなぁ。。。。
そしてやっと、神社高台(たぶん神様が祭ってある)の仕掛け花火に火がつけられました。


思っていたよりも、ずっと大掛りで、きれい。
一眼を持ってこなかったのを後悔(ノ_-。)です。
そして、雅楽の人やら、たぶん地元の高校生が中学生の巫女さん達が、木組の回りとくるくると回って。。。



神主さんの指導のもと、不安そうな巫女さん達の危うげな手つきで、やっと火がつきます。。。。
(ちゃんとリハーサルしたのだろうか(ー_ーゞ )


あっという間に火勢はあがります。

大きな音の打ち上げ花火も上がり盛り上がります。

火勢で高く巻上げられた木がパチパチと弾けながら、燃えています。
こんなに大きな火を見るのは何年ぶりでしょう。
とても美しくて、エネルギーに満ちた火。
あまりに奇麗で、肌を焼くような火の熱ささえ、心地よく、引きつけられるよう魅入ってしまいました。
ふと思いだしたのは速水御舟の炎舞。
あの蛾達が、身が焼かれ落とされてしまっても、炎に魅かれていったのが、解るようです。
☆後で友人に聞いたとこ、他の人達がみんな、火の熱さで、どんどん後退してっているのに、私もう一人カメラを構えたおじいさんだけが、火の近くにいて「大丈夫なのか??」と心配になったらしい。。。
ちなみにそのおじーさんは、私に「あったくて、ちょうどいいねぇ?」と言っていました。(笑)

10分くらいは燃えていたかな。。。。
残念ながら、消防隊の人達の手で火は消火。
この炭は持って帰って玄関に置くと、火災よけのお守りになるということ。
足を泥まみれにしながら、拾って帰りました。

大我井の神さま、私とちゃま姫の家を守ってくださいね。
にしても楽しかった、来年は一眼もって行きます。