黒豆はぶどう豆の夢をみる。

今、キッチンではコトコト黒豆が煮られている。

この黒豆に数の子、それに伊達巻は自分で作ったものが一番おいしい…。と思い込んでいるので(笑)たいがいは手作りだ。

一時はそうとう料理に凝った事があるので、私は料理の本をたくさん持っている。その中でも、お正月料理関係の本は多く「今日の料理(十二月号、元旦料理特集)」が五冊、ほか三冊。
そして、毎年お節を作るたびに、それらにざっと目を通すのだけれども、面白いことに、この黒豆の煮方というのが、本ごとに、つまり料理人によって全て違う。
豆の漬け汁を捨てたり、捨てなかったり。
釘を入れたり、重曹をいれたり。
調味量はどこで入れるか。何時間煮るか?
など、個々、それぞれ、違った手順とレシピだ。

私はこれらをいろいろと試してみて、今は一番楽な手順で、自分好みのおいしい黒豆を煮ているのだけども…。
この楽とか、おいしいとかを通り越し、いつの日か試せる時がきたらいいなと憧れている、特別な黒豆の調理法がある。

辻嘉一さんの「ぶどう豆」という黒豆の煮方だ。
「黒豆を約四倍の米のとぎ汁に漬ける」に始まり。
「一昼夜おいて、その名をぶどう豆と改名する。」
など、その各項目、手順は由緒正しく、厳格な雰囲気に満ちている。
そして、思わずうなってしまうのは、豆の煮上がりの目安についての次の項目だ。
「二、三粒すくいとり、二メートル離れたタイルの壁に、力まかせに投げつけ、その瞬間、ぐちゃっと壁に張り付くつくのが、理想のやわらかさである。」
……。

背を伸ばし、ぶどう豆を、タイルに投げる夢をみる、私の年の暮れ。(^_^;;


☆ 写真は年越し蕎麦&大和芋の栗きんとん、てんてん仕立て(^_^;です。

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